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当て屋の椿
[作/画:川下寛次 掲載誌:白泉社/ヤングアニマル 単行本:8巻連載中 区分:青年雑誌]
時は江戸時代。華やかな江戸の街で次々と起こる殺人事件。その裏に潜む真実を、浮世絵師の鳳仙と当て屋の椿が捜し当てる。
1巻
絵師として食べていくため、本意ではない春画を描く鳳仙。鳳仙は女性が苦手で艶姿を見ても触れられても反応しない。
当て屋の椿の親友で吉原の遊女屋で働く女郎・篝。真実を得る神託の力を持っている。
耳切り殺人の犯人だった野菊。生まれついて耳に醜いアザを持っており、瑠璃丸と関係を持った美しい耳の女性を憎たらしく思い、彼女たちを殺していた。
鳳仙を誘惑する版元(絵売り)の女性。鳳仙の手をとり、指をいやらしく舐めるが、女嫌いの鳳仙は鳥肌を立てるだけだった。
神社にある寺子屋で働く桔梗と飼い犬のコマ。コマのヨダレが着物にかかったため、着物を脱ぎ、身体を拭こうとする。
飼い犬のコマを殺した神社の神主。桔梗に鎖付きの首輪をして、彼女の純潔を奪い、その身体を貪り喰らう。
首輪をつけられ、汚された身体を見せられるはずもなく、絵を持ってきた鳳仙を姿を見せずに追い返す桔梗。泣きながら死んでしまったコマの名前を呼びつつける。
神主や桔梗の父親は獣に食い殺されたような死体となった。それを行ったのは、口を裂き、コマの牙を自らの口に嵌め込んだ桔梗であった。鳳仙への想いから、鳳仙の前に姿を現した桔梗。
川に飛び込み、そのまま遺体の見つからなかった桔梗。桔梗のことを考えながら、水辺に石を投げる鳳仙。
長屋の近くの小間物問屋。お金の勘定もせずに、店内で女と行為に励んでいる。
2巻
心中を図ろうと篝の首を絞める男。
心中死は大罪であり、若い娘には酷い仕打ちがなされることもある。
心中騒ぎを起こしたというのに、その夜、別の女を抱く八葉。抱きながら、師匠に自分の作った人形の不出来を言われたことを思い出す。
より良い人形を作るため、吉原で篝を抱いた八葉。
突然男に声をかけられ、抱いて欲しいという娘の元へと案内される飛脚。裸に唾を飲みながら、女を抱く飛脚。
八葉の兄弟子に捕まり、裸で縛られる福寿。巷で起こる心中事件の犯人は兄弟子であった。
心中事件のことを占ってもらおうと篝の元へ行っていた鳳仙。他の娘にことを聞き。暴れる篝をなんとか落ち着かせると、篝は鳳仙に神託を託す。
火のつけられた屋敷に取り残された福寿と椿。
尼寺内で絡み合う二人の女。
舟の上で春画を描く鳳仙。気分が悪くなりめまいがするところを女の乳に押しつぶされる。
女しかいないはずの尼寺で妊娠した女。
お腹の子は仏の子であると言う笹百合。
尼寺で身体を重ねる笹百合と紫苑。
3巻
笹百合のお腹の子の父は連翹ではないかと考える縷紅。
笹百合に仏の子など宿らないと言いながら、紫苑の胸をつかむ縷紅。
地下牢から抜け出した醜草。般若の面の覗き穴より見たのは笹百合と紫苑が絡み合う姿だった。
身を隠す醜草に対し、裸体を晒し、抱いてみろと言う紫苑。醜草は紫苑を抱き、自分が血を分けた兄であることを告げる。
裸を晒しているのに、反応が薄い鳳仙に怒る女性。太ももで鳳仙の首を締め上げる。
墓場で絡み合う小間物問屋の番頭と女性。
月夜の晩に襲われる鳳仙と同じ長屋に住む目の見えない女性・花菱。
4巻
春画の描きすぎでノイローゼになる鳳仙。
大陸では遊女の歯を抜くこともあると、長屋の人たちに話す椿。
歯を抜かれ、花の苗床にされて死んでいた女性。
真っ暗な中、お風呂に入っていた深山。
蚕が身体を這い回る夢を見る深山。目を覚ますと使用人の藤が乗りかかっており、深山の身体にむしゃぶりついていた。
人がいなくなり二人きりになると、深山に襲いかかる藤。深山の胸元には藤がつけた噛み跡が残っている。
藤によって、全身に噛み跡をつけられた深山。
幼い頃、藤が山で仕事をさせられている最中、男の元へ行き、エッチをしていた藤の姉の薺。
藤の噂を聞き、やってきた女たち。裸になり藤に迫ってくる。
男を産ますために、藤の母を執拗に抱く藤の父。その行為は赤ん坊の藤が授乳中にも行なわれた。
幼い頃に父親に乱暴され、股を裂かれた藤。その傷跡を鳳仙に見せ、抱きつく深山。
鳳仙から逃げ出した深山。縁側にて、穴を掘る満作の姿を見て、自ら傷痕から這い出る父親の姿を幻視し、その場に崩れ涙を浮かべる。
泣いている深山を抱く藤。二人は花の根に包まれながら結ばれ、そのまま安らかに死んでいった。
5巻
鳳仙に篝の春画を描いてほしいと頼みにきた瑠璃虎と雛菊。春画には女郎の馬の日(月経の日)も載せるとのこと。
炎に照らされる女性の肢体。
女性に乗っかられ、簪を突きつけられる鳳仙。スルメの呪詛を付けられ、股間を掴まれる。
山で鍛冶を営む茜の父親と母親。愛しあう二人。
山で神隠しにあったという八重。
6巻
川で水浴びをする茜の母親。
山の茜たち家族が住む家に、ひょっとこの面をつけた麓の村の男達が現れる。男達に犯される茜の母。
家に帰ってきた茜の家族の男衆。乱暴された茜の母の姿を見て、驚き、憤る。茜の母の精神は既に壊れていた。
長屋の面子に古事記の黄泉国の話をする椿。
呉服屋の若旦那と肉体関係があるコズチ。
7巻
薬を持った鳳仙を縛り、服を脱いで迫るコズチ。
幼い頃、姉のイノと立場を入れ替えた妹のコズチ。奉公先のご隠居に夜這いをされ、身体を愛撫される。
ご隠居に愛撫されるのが日常になったコズチ。
ご隠居に大量の針を飲ませ、殺害したコズチ。
成長して、艶やかになったコズチ。
若旦那と血の繋がった兄妹の関係であったコズチ。
- 最終更新:2013-12-21 22:37:07